こんにちは、Qoo10担当です。
今回は、学校の教科書でも習う「酸性雨」で頭がハゲるのかについて解説していきます。
教科書に載ってる溶けた像をみると怖くなりますよね!
酸性雨とは
まず、酸性雨についてですが、気象庁によると下記の説明になっています。
酸性雨とは、二酸化硫黄(SO2)や窒素酸化物(NOx)などを起源とする酸性物質が雨・雪・霧などに溶け込み、通常より強い酸性を示す現象です。酸性雨は、河川や湖沼、土壌を酸性化して生態系に悪影響を与えるほか、コンクリートを溶かしたり、金属に錆を発生させたりして建造物や文化財に被害を与えます。
気象庁HPより引用
液性の違いについて
液性とは、アルカリ性、中性、酸性の指標で、ph(ペーハー)でも表されます。
0~14まであり、0が酸性で7が中性、14がアルカリ性となります。
人間の皮膚は弱酸性で、シャンプーや洗剤でも弱酸性となっているものがありますが、弱酸性のものは肌と同じphなので、肌に触れてもダメージが少なくて済みます。
食器用洗剤でも油汚れを落とすものはアルカリ性になっているものがあります。アルカリ性は肌に触れるとダメージが大きいですが、油をしっかり落とすことができます。
昔は酸性雨ではなかった?
酸性雨は、イギリスで提唱されるようになり、酸性雨の原因は産業革命による環境汚染とされています。
酸性雨(acid rain)という言葉が初めて用いられたのは英国で1872年のことである。当時英国では1750年頃から始まった産業革命が全盛期を迎え,各地で大気汚染物質が大量に発生し,雨水や河川水は汚れ大きな環境問題となっていた。その当時雨水を採取しその化学成分を測定した R.A.Smithは雨が酸性であることを知り,acid rainと名付けたのである。
国立環境研究所
酸性雨による森林被害が現在は出ていますが、過去は出ていなかったことから雨の酸は弱かったと見られます。
酸性雨の危険性
酸性雨は、酸性よりの雨で自然や素材に影響を与えます。
よく教科書に載っている銅像を溶かしたり、コンクリートもゆっくりと溶かしていきます。
髪の毛の仕組み
髪の毛は、ケラチンというタンパク質でできており、層が3種類に分かれています。
内側から順にメデュラ、コルテックス、キューティクルになっています。
髪の毛の伸び方
髪の毛は、毛細血管が毛母細胞に酸素と栄養が届くことによって成長しています。
髪の毛を伸ばしていく場合は、外からのダメージの部分を見直しをするのも大事ですが、外から見えない内部の部分を強化することで、髪の毛の成長を促すことができます。
頭皮と髪の毛
頭皮と髪の毛は、密接な関りがあります。頭皮には硬さがあり、頭皮が硬いと血行が悪くなり、上にも書いた通り酸素と栄養を届けることができず、髪の成長に影響を与えてしまいます。
その他だと、頭皮の皮脂も過剰に分泌されて詰まってしまうと、毛穴をふさいでしまいますので、同じく髪の毛の成長に影響を与えてしまいます。
酸性雨で髪の毛がはげるのか?
酸性雨と髪の毛を知ったところで、この2つの関係性を見ていきたいと思います。
結論ですが、日本の酸性雨で髪の毛がはげることはないです。
元々、髪の毛自体が弱酸性であることもそうですが、雨を浴びても洗ったり、濡れっぱなしになることもほとんどないので、ご安心ください。
濡れによる体力低下
雨により身体が濡れてしまうと、身体も冷えますし体力が低下してしまいます。体力が低下するとストレスや菌への耐性が下がってしまいますので、頭皮環境が荒れてはげやすくなってしまいます。
濡れによる蒸れ
雨に触れる時は、すぐに傘をさしたり建物の中に入ることで、濡れることは最小限化できるかもしれません。
しかし、事情があって濡れ続けなければならない方も中にはいることでしょう。
雨に濡れ続けて湿った状態が続けば、頭皮は蒸れてしまって雑菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。頭皮に雑菌が繁殖してしまうと先程と同じく頭皮環境が荒れてしまうので、髪の毛の成長を悪い影響を与えてしまいます。
まとめ
酸性雨は直接的に髪の毛に影響を与えることはないが、雨の身体への影響であったり、蒸れを起こすことから間接的に髪の毛をはげさせる可能性があります。
なので、酸性雨だけにあらず日頃の生活からも身体やと頭皮のダメージを気にした上で、生活をして頂ければとおもいます。
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