あなたは女性の手を見ると年齢がわかると聞いた経験はありませんか?
実は手だけではなく、爪にも年齢サインが出やすいといわれているんです。
確かに20代の頃と比べると、肌や体だけではなく爪にも変化が現れてくる年齢です。
「爪に縦線が入るようになった」「爪がデコボコしている」「爪が割れることが多くなった」など更年期を迎えた女性のなかには、このような悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
手は人の目によく触れますので、爪が割れてデコボコした爪を改善したい方も多いと思います。
この記事では、爪の役割や成分、爪割れの原因から対処法までご紹介いたします。
爪の役割と成分とは?
更年期の女性の多くが悩む爪のトラブルなのです。
そもそも爪にはどのような働きがあって、どのような成分でできているのかご存じでしょか?
爪の役割
爪には手や足の指先を保護する役割があります。
指の先端部には、爪の真ん中あたりまでしか骨がありません。
骨がない部分を爪が支えているのです。
そのため、爪がないと物をつかむことが困難になります。
また足の爪には、足に力を入れて歩いたり、体を安定した状態に支える役割があります。
見た目は小さな爪ですが、このように手足の機能においてとても重要な役割があるのです。
爪の成分
爪は表皮角質が変化してできた皮膚の付属器官で、繊維たんぱく質である「ケラチン」が主成分となっています。
一般的に1ヵ月で約3mmほど伸びるのですが、年齢を重ねるにつれて爪が伸びる速度も緩やかになります。
更年期になぜ爪割れが多くなってしまうのか
更年期の爪割れが起こる原因とは一体なんのでしょうか?
その原因について詳しく解説していきます。
更年期の爪割れが起こる原因とは?
更年期になるとなぜ、乾燥したり爪が割れやすくなったりするのはなぜなのでしょうか?
その原因は、女性ホルモンの減少によって、自分自身を保湿する力が衰えているからなのです。
若い頃から乾燥肌で保湿機能が低い方は、さらに乾燥しやすいといえるでしょう。
また女性ホルモンの分泌が減少することによって、爪の主成分であるケラチンを保持する力も衰えてきます。
その結果、体の末端まで栄養が行き渡らず、爪が割れやすくなってしまうのです。
爪が割れる原因
爪が割れる原因は、外的な刺激によるものや栄養不足などさまざまなんです。
また、爪が割れる主な原因としては、ビタミンAの不足、紫外線による日焼け、洗剤や除光液などによるダメージ、爪の病気などがあると言われています。
爪が縦に割れる原因って?
爪が先端から根元に向かって縦に割れる原因は、乾燥や圧力・外的刺激によるものです。
爪は皮膚の延長線上なので、乾燥する季節には、肌だけでなく爪も乾燥します。
さらに最近ではネイルアートや除光液の使いすぎにより、爪がダメージを受けるケースが増えています。
ジェルネイルを繰り返すと、爪がもろくなり欠けやすくなります。
また、マニキュアを落とすための除光液を使うことで爪の油分が抜けて、より乾燥してしまいます。
爪が横に割れる原因って?
爪が横に割れる原因は、栄養不足や爪の成長が妨げられている場合です。
外傷や体調不良、ストレスが原因となっていることもあります。
外傷がある場合は、外傷がある指の爪のみに横線が入ります。
爪の根元には、爪母細胞という爪を作る細胞がありますが、外傷や炎症などでこの細胞が障害されると、正常な爪が生えなくなります。
複数の爪に同じように横線が入ることがあり、これを「ボー線条」と言います。
- 麻疹などの高熱を伴う疾患
- 手足口病、川崎病など様々な全身性疾患
- 亜鉛欠乏
- 薬剤
- 妊娠出産
- 強いストレスなど
これらの原因で、一時的に爪の成長が抑制される場合に起こることがあります。
爪がきれいなピンク色に見えるのは、爪の下の血流が良い証拠です。
爪が白っぽく、線が入って反り返っている場合は、貧血の可能性があります。
爪が割れないような対処法
更年期で起こる爪トラブルは年齢のせいだからとあきらめる必要はないんです。
しっかりと毎日の食事と簡単なケアで改善が期待できるのです。
乾燥して割れやすい爪には保湿ケアをしよう
爪の甘皮部分が乾燥していると、生えてくる爪自体がもろくなります。こまめに保湿することが大切です。
普段使っているスキンケアクリーム・乳液やビタミンEが配合されている軟膏などを爪の生え際までしっかり塗りこみましょう。
日ごろからハンドクリームを使っている方は、手の甲だけではなく爪の部分まで塗りこむことでハンドケアと同時にネイルケアもできますよ。
どんなケアでも数日で改善するのは難しいため、継続していきましょう。
おしゃれを楽しみたい方は、マニキュアは甘皮部分に少し余白を空けて塗るのがいいでしょう。
ただし、爪自体が弱くなってくるとちょっとした衝撃で爪が割れやすくなってしまいます。
爪の変形や乾燥がある場合は、マニキュアを控えましょう。
割れた爪にはコーティング
爪が物理的な刺激で割れてしまった場合は、爪の表面を薄く削って凹凸を滑らかにしてから、マニキュアでコーティングしてみましょう。
他にも、爪の先端部分をコーティングするだけでも、強度が増し割れにくくなります。
また、爪は長いと割れやすくなるため、長くしすぎないことも大切です。
爪の形は両端を切り過ぎないように気をつけましょう。形は四角いスクエア型がおすすめです。
縦線などデコボコ爪にはネイルバッファー
更年期を迎えた女性の爪トラブルは、爪が割れること以外にも爪の表面に縦線ができたり、デコボコしたりと見た目が気になることがあります。
爪表面の縦線やデコボコになる根本原因に対処した上で、見た目を改善する方法は、爪の表面を磨くことです。
しかし、爪やすりを使ったことがない方は「難しそう」「テクニックが必要」と思われるかもしれません。
上手に使いこなせないなと思う方には、初めて使う方でも簡単に爪の表面を磨くことができるブロック型のネイルバッファーがおすすめです。
爪の表面を磨くことでデコボコを取り除きピカピカと艶のある爪に仕上げてくれます。
この時に、デコボコを解消するために磨きすぎると爪が過剰に薄くなってしまう可能性があるため、適度に磨くように気をつけましょう。
40代の更年期に起こる爪が割れる原因と対処法について教えますのまとめ
いかがでしょうか?
まとめると、
- 爪が割れる原因として縦に割れる原因と横に割れる原因がある
- 爪が割れないような対処法は3つある
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