髪や頭皮をやさしくいたわりながら髪を染める、ヘナカラー。
ヘナに、トリートメント効果があることをご存じでしょうか?
安心に白髪染めができるだけでなく、髪にうるおいやハリ、ツヤを出す天然のトリートメントでもあるんです。
そんなヘナについて、使用方法やトリートメント効果など詳しく見ていきましょう!
ヘナとは
「ヘナ」は、インドや中近東などの熱帯地方に多く自生する「ミソハギ科シコウカ(指甲花)」という植物を粉末にした染料です。
植物の色素で染めるので、優しい染めあがりになります。
ヘナは、昔から儀式などでも髪・爪・手足を染める染料として使われていて、かの有名な世界三大美女クレオパトラも、ヘナで爪や髪を染めたという逸話もある、歴史のある染料です。
またヘナは、世界三大伝統医学のひとつであるインド古来の伝承医学「アーユルヴェーダ」に、自然がもたらす万能薬として位置づけられています。
ヘナで、なぜ髪が染まるのか?
ヘナには「ローソニア」という色素成分が含まれています。
このローソニアが、髪の主成分であるタンパク質「ケラチン」にからみ付いて発色します。
ヘナのみだと、白髪にオレンジ色がつきますが、インディゴ(ナンバンアイ葉)を加えることで、濃いブラウンに染まります。
トリートメント効果のあるヘナ
髪を染められるヘナには、トリートメント効果があります。
ヘナは、タンパク質と結合する時に髪の表面にもからみ付き、薄い皮膜を作って髪の表面を覆うので、髪内部の保水力を高めてくれます。
このトリートメント効果で、ヘナを使っていくうちにハリ・コシがでて、クセ毛も軽減。
紫外線のダメージからも守ってくれますよ。
さらに嬉しいのが、染めれば染めるほど本来の健康な髪質に整えてくれるため、化学染毛剤のように髪や頭皮を傷めることはありません。
カラーリングを楽しみながらトリートメント効果で髪を守るため、髪を傷めたくない方にもオススメです。
またヘナは、毒素排出・炎症抑制・新陳代謝を良くすると言われているため、頭皮につけると頭皮環境を整えてくれる効果もあります。
染めるだけじゃない!トリートメント専用のヘナもある

ヘナは白髪染めに使うイメージですが、実はトリートメント専用のヘナもあります。
アムラ
アムラは、インド原産のトウダイグサ科のハーブです。
アムラには、強い抗酸化作用のあるポリフェノールが赤ワインの約10倍も入っていて、頭皮や髪質の改善に働きかけて、白髪や抜け毛を防ぎます。
さらにレモンの約7倍もあるビタミンCも含んでいるので、キューティクルを絞めて髪をサラサラにします。
ヘナで染めた後に使うと、色の褪色を防いで色持ちをよくします。
ミックスハーブ
天然のサポニンを多く含み、日々シャンプーとして髪・頭皮の洗浄に最適です。
サポニンは抗酸化作用、殺菌成分・抗菌成分があり、頭皮の毛穴に詰まった皮脂を除去します。
髪にハリ・コシを与えて、ボリュームUPが期待できます。

トリートメント用ヘナの使い方は?
今回は、トリートメント用のヘナ(アムラ・ミックスハーブ)を使うには、どうしたらいいのか?を解説します。
ヘナで染める方法はこちらをご覧ください。

それでは、トリートメント用のヘナに必要な材料はこちら!
- ボール
- 泡だて器
- お湯(40℃~60℃)
- スプーン
- ゴム手袋
- 顔回りに塗るオイル or クリーム
ヘナを塗る準備
まずボールに適量のヘナを入れて、40℃~60℃のお湯を少しずつ入れます。
泡だて器でダマにならないようにかき混ぜて、マヨネーズの硬さになるくらいまでお湯をつぎ足しながらかき混ぜます。
ヘナを塗ろう
いよいよヘナを塗っていくわけですが、その前に顔回りにヘナがつかないように、髪の際付近にオイルやクリームを塗ります。
ここから髪全体にいきわたるよう、ブラシなどを使ってヘナを髪に塗ります。
特に生え際には、たっぷりとつけましょう。
塗り終わったら、5分~10分放置します。
あとは、よく洗い流すだけ。シャンプーは不要です!
頭皮・髪にやさしいヘナで健やかな髪の毛を育てよう!
今回は、ヘナのトリートメント効果について解説しました。
ヘナは染めるだけでなく、ハリやコシも生み出す天然のトリートメントとしても使えます。
ベッタリと頭皮に塗っても大丈夫なので、頭皮環境が気になる方は、一度使ってるのもオススメですよ。
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