髪によい食べ物というと、多くの方はワカメやコンブなどの海草類を思い浮かべることでしょう。
でも、それだけでは足りないのです。
果たしてツヤ髪を育てるためには、どんな食べ物が必要なのでしょうか?
そこで体の中からツヤ髪を育てる、美味しい食生活についてご紹介していきます。
髪によい栄養素について
毛髪の約95%は、18種類ものアミノ酸が結合してできている「ケラチン」というタンパク質からできているのです。
しかし、ワカメやコンブにはアミノ酸は少量しか含まれていないため、海藻類を摂取するだけでは、髪の健康は維持できません。
タンパク質
毛髪の原料であるアミノ酸を多く含む食物は、良質のタンパク質です。
私たち日本人は草食人種なので、植物性のタンパク質の大豆、豆腐などが体質的に適しているようです。
ですが、動物性タンパク質がダメというわけではありません。
摂るなら、飽和脂肪酸を含む肉類より、不飽和脂肪酸を含む魚介類を積極的に食べましょう。
肉類を食べる場合は、茹でたり、グリルしたりして、余分な油を落とすことをオススメします。
しかしこれだけでは、タンパク質の摂取だけでは不十分なのです。
タンパク質を体の中に取り込むためには、ビタミンも必要と言われています。
髪のためには、ビタミンA、B6、Eを積極的に摂取することをおすすめします。
ビタミンA
緑黄色野菜(ニンジン、カボチャ、ホウレンソウなど)、ウナギなど。
肝臓に蓄積されて、皮膚・爪・髪などを健康に保ちます。
ビタミンB6
イワシ、マグロ、サバなどの青魚など。
タンパク質の代謝に大きく関わり、健康な皮膚や髪をつくります。
ビタミンE
オリーブオイル、コーン油、マーガリンなどの植物油、ナッツ類、ゴマ、玄米など。
血行を良くして、皮膚や頭皮に酸素と栄養を供給します。
ニンニク、タマネギ
また、健康な毛髪を生み出す毛母細胞は、血行が悪いと働きが悪くなります。
ですから、血行を良くする効果があるニンニクやタマネギも、毎日摂取すると良いでしょう。
ニンニクならば、1日1片で充分です。
髪によいミネラルについて
ビタミン同様、ミネラルは細胞を正常に機能させるために必要です。
特に、髪の健康によいとされるミネラルは、海藻類に含まれるヨウ素(ヨード)や、貝類、緑茶・抹茶に含まれる亜鉛です。
ヨウ素、亜鉛
ヨウ素は甲状せんホルモンに関係するミネラルで、基礎代謝促進や成長作用があります。
髪のツヤをよくする働きがあるとされています。
亜鉛は皮膚の形成に関係するミネラルで、タンパク質の合成に関係しています。
抜け毛予防や、肌、頭皮のためによいとされています。
ミネラルは不足しても過剰でもよくありません。
1日当たりの摂取量は、ヨウ素は0.1mg、亜鉛は10mgでよいとされています。
・ヨウ素摂取の目安……コンブ2g
・亜鉛摂取の目安……カキ2個(20gくらいの大きさもの)
ゲルマニウム
最近は、ゲルマニウムにも注目が集まっています。
ゲルマニウムは、温泉成分の1つとしてよく聞かれるミネラル。
飲料水として、体内に摂りいれることができます。
酸素を体内に取り込む働きを促進し、新陳代謝をアップさせる効果があります。
髪の発育を助けるとされています。
髪によい生活習慣について
健康な髪を生み出すのは、健康な体から。食生活を含む生活習慣を見直すことも大切になってきます。
そこで、正しい生活習慣にしていくにはどうしたらいいのか紹介していきます。
バランスのよい食事を心がける
髪によい栄養素、食材だけでは健康な体は作れません。
ビタミンやミネラルなどは体内で作り出すことはできないので、食事で摂取するほかありません。
バランスのよい食事を心がけましょう。
食事は決まった時間に摂るようにする
生活リズムが乱れると、身体の機能のバランスが崩れてしまいます。
食事は決まった時間に摂るようにしましょう。
特に、深夜の食事はNG。
就寝前に食事を摂ると胃に血液が集まり、興奮状態になって眠れないこともあります。
食事だけでなく、ヘアケアとセットで
髪によい食事を摂っているからといって、それだけでツヤ髪になれるわけではありません。
やはり大切なのはヘアケア。
ヘアケアを怠ると、せっかく摂り入れた栄養素の効果がムダになってしまいますよ。
髪の艶にいい食べ物って?髪にいい栄養素7選教えます!のまとめ
いかがでしたでしょうか?
まとめると
- 意識的に髪によい栄養素を摂取しよう
- 普段の生活習慣も見直しましょう
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